2008年05月04日
第18弾~
三崎亜記『鼓笛隊の襲来』
これすごい良かったです!
三崎さんの本はなんだかんだ言いながら(?)
けっきょく全部読んでいるけど、
思う存分三崎さんしている感じ。
本の装丁もすごくかわいくてというかおしゃれで、
このまま文庫になったら絶対ジャケ買いしてしまいます。
というわけで、いつものように内容にふれますので
構わない方のみ反転してください↓
『鼓笛隊の襲来』
まず1番最初の『鼓笛隊は、通常であれば...(略)...
マーチングバンドへと転じるはずであった』という文に笑えました。
マーチングバンドってよく規模とか分からないですが。
というかむしろ鼓笛隊よりでかそうですが 笑
『覆面社員』
かなりリアル~。覆面依存症、実際おきそうです。
最後はありがちな感じでした。
でも覆面が法制化されて当たり前になってる
並行世界の設定を読むものだと思ってるからべつにいいのです。
それにしても、街中を普通に覆面してる人が歩いていたら
銀行強盗とかコンビニ強盗はどうするんでしょうか??
それと、日焼け対策になりそうですね 笑
バスジャック規制法についてもちらっと出てきます。
『突起型選択装置』
ボタン押したらどうなるのか!?すごく気になります。
なにかを選択するのかなぁ??
細かい設定の説明をしてなくてもすんなり分かるところが
三崎さんぽいです。特に『鼓笛隊の襲来』。
『バスジャック』は実はよく覚えていなくて、
今までの作品では『二階扉をつけてください』が1番印象に残ってます。
まったくの異世界の話じゃなくて、
どうかすると数十年後には現実になってる可能性が0ではない、
現実になっていてもおかしくないような設定の話がうまいと思います。
この本でいうと『覆面社員』『遠距離・恋愛』『象さんすべり台のある街』とかかな。
まさかしゃべりはしないだろうけど 笑
『失われた町』もよかったけど、三崎さんは短編がうまい作家だと思いました。
中学の頃まで短編が苦手で、ずっと敬遠してたんですが高校に入ってから読み出すようになりました。
連作短編とか出てきてそこから入っていけたのかな。
ちなみに複数の作家が1話ずつ書いて1冊になってる形式は、今でも苦手です^^;
2008年04月20日
第17弾
奥田英朗「ガール」
30代OLは今のさにわにとってかなり未知の世界だし
接点もないけれど。
会社で働くのって、ほんと大変なんだなーと思いました。
まだ基本男社会(のように思える)の日本ではなおさら。
なんか就職する自信がちょっとなくなりましたね 笑
最後はすっきり終わる明るい結末の話ですが。
以下は内容にふれるので構わない方は反転してどうぞ↓^^
1ばん印象に残ったのはタイトルにもなっている「ガール」かな。
この話って、安西さんの立場に立っても絶対1編書けると思いました。
というか、むしろ安西さんの気持ちがかなりよく分かったというか。
(だって滝川さんみたいに自分で自分を
「十人並み以上の容姿」とか言えないし!笑)
安西さんからしてみたら、滝川さんとお光こそ
「常識ないわー。若作りしすぎ。こんな人たちと仕事するの?」の世界だと思うんですよね。
滝川さんがちょっと大人しめ(年相応?)の服装になったときに
態度が軟化して彼女にばかり話しかけちゃう気持ちも分かるし。
人間誰でも、最初の印象を服装を含めた外見で判断してるとこって
ある程度あると思います。
そんなことないって反論があるかもしれませんが、
たとえば“大学に入学して1ばん最初のクラスの顔合わせのときに、
ものすごくけばいギャルっぽいかっこうをした人
(そういう人がいると仮定して...)と
あまりにもあかぬけないかっこうをしてる人
(そういう人がいると仮定して...)とは
互いに話しかけることは少ない”というのを考えるとわかりやすいかも。
もちろん例外が多々あることは承知してます。
えーっと、つまり何が言いたいのかというと、
「ガール」は滝川さん視点から書かれているけど
安西さんの気持ちも分かるってことです 笑
「ワーキング・マザー」はいい話だけど
平凡な感じであまり印象には残らなかったかな。
「ヒロくん」を最初に読んで、
「会社で働くって厳しい。。無理かも。。。」と弱気になったことは明らかです 笑
この本にあるとおり、自分が22歳のときはきっと
26歳くらいまでが「若者」の範疇なんでしょう。
30代とかきっとほんとに「おばさん」って思ってしまうんだろうな。
自分が中学生だったころ、「18歳」はすごく大人に感じられたし、
高校生のころは「20歳」といえばもう立派な大人!!ぐらいに思ってました。
実際もうすぐ20歳、っていう年齢になってみると
絶対自分は(精神面含め、いろんな面で)大人ではないと思うし、
周りの人も正直「大人」と思える人は少ないかも^^;
まぁまだ学生っていうのもあるでしょうが。
20代との距離を感じてる30代の話を読んで
そんなことを思い出しました。
2008年04月17日
第16弾
今日はレポートとか予習を片付けよう!!と思っていたのに
朝から本を読み始めてしまったのでした...。
大崎善生『スワンソング』と小手鞠るい『レンアイケッコン』の2冊。
↓内容に触れるので構わない方は反転してどうぞ^^
なんだか対照的な2冊でした。
スワンソングは鬱病あり、自殺あり、自殺未遂あり...で
とにかく重かったです。
どろどろの三角関係に陥ってしまうし。
由香はあからさま(?)に嫌がらせをしまくるので
次はもっと純粋(??)な神経戦の話を読みたくなりました 笑
けっこう印象に残る言葉が多かったです。
「人を好きになるという感情は間違いなく美しいのに、
それが裏切りという醜悪なものに直結してしまう」とか。
(抜粋じゃなくて、主旨です)
さにわが中学生のころはまだ自分専用の携帯を持っていない人のほうが多くて、
クラスや部活の電話連絡網というものがあって、
夜に電話がまわってきて、親が出たら
「夜分に失礼します、○年○組の●●ですが...」ということを
わりと日常的にやっていたのです。
だから、この話(1989年ごろ)のように延々と電話を部屋で待ったり、
手紙を出したり、というのは感覚として特に不自然、というか違和感は感じないけれど、
携帯が当たり前のようにある世代からするとどうなんでしょうか。
まどろっこしいのかも。
まぁ、なんにしろこんなどろどろで
依存しあっているようにみえる恋愛はしたくないと思いました。。^^;
レンアイケッコンは、“軽い”わけじゃないけれど
さくさく読めるし、ハッピーエンドだし。
対照的、といえばメールが大活躍している点もそうかもしれません。
こんな偶然、現実では起こりえない!!と思いつつも、
おはなしとしてはおもしろかったです。
『エンキョリレンアイ』は読んだから
『サンカクカンケイ』も読みたいなぁ...。
1ばん神経戦してそうだし 笑
とりあえず、次は誰も死なない話が読みたいです^^;
朝から本を読み始めてしまったのでした...。
大崎善生『スワンソング』と小手鞠るい『レンアイケッコン』の2冊。
↓内容に触れるので構わない方は反転してどうぞ^^
なんだか対照的な2冊でした。
スワンソングは鬱病あり、自殺あり、自殺未遂あり...で
とにかく重かったです。
どろどろの三角関係に陥ってしまうし。
由香はあからさま(?)に嫌がらせをしまくるので
次はもっと純粋(??)な神経戦の話を読みたくなりました 笑
けっこう印象に残る言葉が多かったです。
「人を好きになるという感情は間違いなく美しいのに、
それが裏切りという醜悪なものに直結してしまう」とか。
(抜粋じゃなくて、主旨です)
さにわが中学生のころはまだ自分専用の携帯を持っていない人のほうが多くて、
クラスや部活の電話連絡網というものがあって、
夜に電話がまわってきて、親が出たら
「夜分に失礼します、○年○組の●●ですが...」ということを
わりと日常的にやっていたのです。
だから、この話(1989年ごろ)のように延々と電話を部屋で待ったり、
手紙を出したり、というのは感覚として特に不自然、というか違和感は感じないけれど、
携帯が当たり前のようにある世代からするとどうなんでしょうか。
まどろっこしいのかも。
まぁ、なんにしろこんなどろどろで
依存しあっているようにみえる恋愛はしたくないと思いました。。^^;
レンアイケッコンは、“軽い”わけじゃないけれど
さくさく読めるし、ハッピーエンドだし。
対照的、といえばメールが大活躍している点もそうかもしれません。
こんな偶然、現実では起こりえない!!と思いつつも、
おはなしとしてはおもしろかったです。
『エンキョリレンアイ』は読んだから
『サンカクカンケイ』も読みたいなぁ...。
1ばん神経戦してそうだし 笑
とりあえず、次は誰も死なない話が読みたいです^^;
2008年03月14日
第15弾
近藤史恵
『サクリファイス』
自転車のロードレースの話。
ロードレースって今まで全然知らなくて、
レース中に(ライバル選手とでも)しゃべれたりとか
ライバル選手とでも先頭を交代しあったりとか
エースとアシストの役割とか...
こういうスポーツもあるんだなーとおもしろかったです。
スポーツって個人競技でも団体でも
自分/チームが勝つのが目的だけど、
自転車はただ勝つことよりもスポーツマンシップというか
いかに勝つか?(いかに負けるか?)が重要な
一風変わったスポーツだと思いました。
だってアシストの選手はチームの勝利には貢献するけど
記録上自分の名前が残ることは(たぶん)ないはずだし。
以下は内容に触れるので構わない方はどうぞ~↓
けっきょく石尾さんは白石と伊庭の
選手生命を守るために死を選んだわけだけど、
そこまでするのかなぁ...と
少し思わなくもなかったです。
白石がスペインのチームに勧誘されたのは
確か別のレースでアシストとしての役割に
忠実だったからなんだから、
無線で監督に連絡を取って白石たちに
伝えてもらうとかはできなかったのかなぁ。
途中まで、石尾さんは袴田を潰した
「見掛けは穏やか、きれたら豹変嫌な人」かと
思っていたけど、読み終えた後は
袴田が嫌な人になってました。
石尾さんは後輩思い、日本の自転車界思い(?)の
人だったんだなぁ。
タイトル『サクリファイス』の意味が
変わっていくのがすごいです。
いいタイトルだと思いました。
2008年03月02日
第14弾
藤木稟
『眠れない夜のための短編集』
たぶん、眠れない夜に1編ずつ読む...
というのが優雅な読み方なんでしょうが、
最近はばっちり安眠できてるので
ふつうに一気に読みました 笑
ホラー(これは借りてから気づいた)なんだけど、
怖くないというか。
『影法師』は、途中までホラーだ~と思って
怖かったけどオチはむしろちょっと笑えるような。
『妄想』は官僚の会話がおもしろかったです。
ママンが出てくるところとか!笑
だけど最後はシュール。
というわけで、怖い話は無理!という方でも
読めると思います。
最近軽めのものばっかり読んでいたので、
なんだかどーん!とヘビーなのが読みたくなってきました。
ハリーポッターの5,6巻内容忘れちゃったので
それでもいいんだけどなぁ...
図書館からあの重さを持ち帰ると思うと
ちょっと手が出ないです 笑
あと、子どもでいっぱいの子どもの本コーナーに
入る勇気が出ないです;
貴志祐介さんの『新世界より』も狙ってます。
2008年02月29日
第13弾~
高野和明
『6時間後に君は死ぬ』
最近新しい(=今まで読んだことがない)
作家さんを発掘しようとがんばってます(・v・)
この本もおもしろかったです。
他人の未来が分かる青年の話。
今自分の未来がどうなっているのか
(合格しているのか...)知りたい人も
いるかもしれませんね。
連作短編で、『ドールハウスのダンサー』が
1ばん良かったです!
↓内容にふれるので構わない方は反転でどうぞ~↓
『ドールハウス...』は最後に階段の踊り場で踊るところ、
じーんとしました。。
きれいに生きるのは難しい...ほんとそうですよね;
『恋をしてはいけない日』の神父さん、
ほんとに霊を払ってしまうなんて
実はすごい人だったんですね。。
「(それでも治らなかったら)その人を
病院に連れていきなさい」なんて丸投げ!?とか
思っていたのに 笑
『3時間後に僕は死ぬ』は、
爆弾を持ってる人はいなくて爆発に関係あるのは
作業員の人でしょう、とかなり早くから
察しがついてしまってやきもきしたけど、
でもまぁ良かったです。
次は『幽霊人命救助隊』が読みたいなぁ。
2008年02月17日
夜と霧
今日は以前授業でちょっと触れられた
『夜と霧』を読んでました。
恥ずかしながらタイトルしか知らなかったんですが、
ナチスの収容所の被収容者の著作です。
一般の体験記ではなくて、
著者は医者であり心理学者なので
心理学的な分析が主です。
でも収容所での体験もけっこう書かれていて、
心理学的な分析といっても全然堅くなく、読みやすいです。
収容所でのできごとは、あまりにありえなさすぎて
事実なんだけどフィクションのように感じられて
「これは実際にあったことだった」と
思い出したときの衝撃はすごいです。
ぜひ読んでみてほしいです。
2008年02月07日
第12弾
エリック・シュローサー
『ファストフードが世界を食いつくす』
珍しくノンフィクションです。
このルポを原作として、最近映画も公開されたみたいです。
アメリカでの、主に○クドナルドの経営のあり方とか
生産ラインのこととか労働者の実態なんかについての
ルポなんですが。
これは読んだら衝撃受けます。
特に精肉工場で働いている労働者の実態と、衛生管理。
農家に与えている影響。宣伝の仕方も。
アメリカってほんとにこんな国なの!?と
思ってしまいました。
日本だったら、高校の校舎内に企業の広告があるなんて
えられませんよね(私立は知りませんが...)。
読み終えた次の日にたまたま
○クドナルドの前を通りかかったんですが、
「うーん」とめちゃめちゃ考えてしまいました。
日本に関してはあんまり触れられていないので、
この本に書いてあることが起きているとは思わないし、
(起きていたら怖すぎる...)
○クドでのアルバイトは就職のときも評価されるとか
聞いたことがあるので、向こうで言う
「○ックジョブ」とはまた違うはずですが。
ルポだけど読みやすいし、
前半はディズニーとの関係とか
ファストフードの起こりみたいなのも解説されていて、
純粋にへえ~~っておもしろいです。
後期が小論文の方は世界を広げるためにも、
前期が終わったらどうでしょうか??
2008年01月14日
第11弾
島本理生 『クローバー』
1度取り上げた作者さんは
もう紹介しないようにしてた...というか
わりと自然とそうなってたんですけど、島本さん2回め。
大学生のお話です。
「クロコダイルの午睡」(第9弾参照)では
女子が少ない理系学部で
友だちが男の子ばっかりの女の子が描かれてたけど、
今回は同じ理系学部っていう設定でも
ずいぶん違うんだなと思いました。
途中まですごいすいすい読めていたのに
(後半がいやだというわけでは全然ないです)
だんだんざらざらした感じがしてきた。
とりあえず言えるのは、
センター英語が満点に近かったからって
英会話が得意っていうことにはならないですよね 笑
あとぎりぎりの学生生活(金銭的に)というのは
決して1人の晩ごはんにピザをとったり、
厚切りベーコンを買ったりしないと思います。
東京だから感覚が違うんだろうか...
でも実家は田舎のはずだったし。
さにわの家にも肉とかお菓子を持ってきてくれる人が
いればいいのに 笑
同じ大学生だからかもしれないけど、
ラストはなんだか違和感でした。
あと、若いころのお母さんと今のお母さんが
同じ人とは思えないです。めっちゃいい人になってる!?
以下は内容にふれるので構わない方は反転してどうぞ↓
確かにまわりがみんな行くから院に行くっていう選択が
意味なく思えるのは分かる。お金だってかかるし。
けど冬冶はそういうこともいろいろ考えて、
考えた末にいちおうやりたいことが見つかって、
院に行く決心をしたんですよね。
なのに雪村さん(恋人)のために全部なげうって
就職するのはなんだかあれ?って思いました。
もう結婚する気満々?
雪村さんのために就職したようなもんだから、
なんかもう別れられない...というか
別れたら就職した意味分かんなくなりそうです。
雪村さんも親が脳梗塞で倒れて不安で
冬冶にそばにいてほしいのは分かるけど、
じゃぁ4人で温泉に言ったときのあの発言
(冬冶の「他大の院に行って距離が開いたら
どうなるかわからんから別れても...」的な発言に対して、
「なんで距離が心配じゃないくらいになろうって
言わないの!?」って怒った)はなんだったんだ!!?
そもそもそんな自分勝手(と思えてしまう)人では
なかった気がするのに...。
う~ん!!!
難しい!!
実際理系の人はどう思うんでしょうか。
恋人のために院進学をあきらめられるんでしょうか。
機会があったら訊いてみたいですね(・v・)
と勝手にさにわは想像して、
これから2人は大丈夫なんだろうか...とか
思ってしまったわけです 笑
同じ大学生だから、ここまでいろいろ
考えちゃったんでしょうねー。
あと華子(冬冶の双子の姉)は
実際あんな人が身近にいたら嫌だけど、
憎めないキャラだなぁと思いました。
あんまり性格がよいとは思えないのに、ふしぎです。
なにはともあれ、読んでよかったなぁと思います(・v・)
2007年12月31日
ベストオブ、
ただいま帰省中です!
もうすぐ...といってもあと5時間半後くらいに
高校の友達と初詣に行きます♪
しかし今日はめちゃめちゃ寒いですねー。
雪が降りそうで心配です><
さてさて、今年読んだ本の中で
最も印象に残ったものを考えてみました。
じゃじゃーん!
三浦しをん 『風が強く吹いている』
に1票入れたいと思います!
このブログでも紹介しましたが、とにかくよかった!!
また読みたいです。早く文庫になってほしい...。
インパクトがあったという意味では、
池上永一 『シャングリ・ラ』
読み終わったときに「読んだーっっ!」っていう
達成感がありました 笑
モモコ姉さんがかっこよかった~。
今年は三浦しをんさんや島本理生さんや
辻村深月さんなどなど、
新しくいろんな作家さんの本に手を出しました。
それもこれも、図書館が近くにあるおかげ♪
なんでこんな風に1年間に読んだ本を振り返れるかというと、
さにわは昔ある作家さんの文章に触発されて
読書記録(と言っても通し番号とタイトルだけ)を
つけてるからなんです。
高2からつけ始めて、今年は今までで
1ばんたくさん読んだみたいです。ぱちぱち。
ところで、40000hitありがとうございます(・v・)
もうすぐセンター本番!受験間近!!ということで
たくさんUPしていけるようにがんばります★
それではよいお年をお過ごしください^^
2007年12月26日
第10弾♪
埜田はるか 『些末なおもいで』
さにわの携帯では「はるか」の漢字が
変換できませんでした...。
「木」の下に「日」と書いてはるかです。
ちなみに苗字は「のだ」と読みます。
夜眠れない檜山と、
「アレ」と呼ばれる奇病にかかった矢鳴と、
矢鳴の幼なじみキューピーさんの物語。
単に「アレ」の正体が知りたくて読み始めました。
案外早く正体が分かってしまって、
続き...どうしようかなぁと思ったものの結局読む。
以下は内容に触れるのでかまわない方のみ反転してどうぞ↓
読んで「あぁおもしろかった」とか
「いい話だった」とかではないけど、
正直な話だなぁというのがさにわの感想です。
矢鳴が死んでしまうのが悲しくて泣くんじゃなくて、
この悲しさを絶対忘れないと誓っても
いつか忘れていく自分が悲しくて
矢鳴がいなくなってもふつうに
生活をおくれる自分が悲しくて泣く、というところ。
結局は他人のためには泣けなくて、
全部自分のためなのかなぁ。
あと、檜山が「キューピーさんは好んで
1人でいるわけじゃなくて、やむを得ずなのかもしれない」
と思うところ。
檜山の1人称だから檜山自身の状況は書いていないけど、
彼もクラスには友達がいなくて
1人なのかもしれないと思いました。
後味の悪さとかはとくになくて、
重くもないけどさらっともしていない
(でもどちらかといえばさらっとしてるかなぁ)話でした。
2007年11月13日
第9弾
島本理生
「大きな熊が来る前に、おやすみ。」
短編集です。3編入ってます。
↓内容に触れるので構わない方のみ反転でどうぞ↓
2つめの「クロコダイルの午睡」は最初はほのぼのと読めていて、
霧島さんの気持ちも「そうなんだよねぇ;」と思えて、
どこに着地するんだろう?と思ったら...
そこですか。 みたいな;
病室での最後の会話は辛すぎました。
2つめの暗さの分、3つめの明るさはよかったです^^
ふつうにハッピーエンドになってくれてよかった!
この短編集は3つとも子ども時代の不運な境遇とか
家庭環境の暗さとかが下敷きにされていて、
なかなか辛いというか重いというか、でした。
2007年11月10日
第8弾♪
小路幸也
「空を見上げる古い歌を口ずさむ」
久しぶりに知らない作家さんの文庫を
ふらふらと買いました 笑
生協の本屋は10%OFFだから...
ある日息子が「人の顔がのっぺらぼうに見える」と
言い出した時、「ぼく」は20年会っていない兄に
連絡を取る...というあらすじに、最初は全然
興味がわかなかったんですけど、読んでみるとなかなか
おもしろかったです(・v・)
最後が急にファンタジーっぽくなったのには
びっくりしたけど、わりと暗い事件なんかを書いていても
なんだか優しい?ほのぼのした?雰囲気でした。
文体のせいかな?こんなこと書いてても
よくわからないと思うので気になった人は
本屋さんでぱらぱら見てみてください 笑
文体といえば...
作家さんによって読点の位置というか頻度って
全然違うんですねー。
この作品はすごく多く感じました。
その前に読んだのも多く感じました 笑
さにわの好きな作家さんは読点が少なくて
それに慣れちゃってるのかもしれないです。
2007年09月21日
第7弾
村上春樹
「アンダーグラウンド」
「約束された場所で」
第7弾はさにわにしては珍しくノンフィクションです。
知っている方も多いかもしれません。
オウム真理教による
地下鉄サリン事件についての本です。
「アンダーグラウンド」はサリン事件の
被害者の方々へのインタビュー、
「約束された場所で」は
オウムの元信者へのインタビューとなっています。
さにわとしては「約束された場所で」のほうが
印象に残ってます。
オウムという団体が何をやっていたのか、とか
なぜ麻原を教祖として崇めてしまうのか...などなど。
インタビューを受けている元信者の人たちは
入信のきっかけから話しているんですが
読んでいる限りオウムの信者といっても
“ふつうの生活を送っていたふつうの人”
であることにびっくりしました。
中には教団内でわりと上のほうの地位にいた人の
話なんかもありました。
教団で共同生活を送るうちに
「なにかおかしい」と思い始める人もいたり、
サリン事件の後も「共同生活はよかった」みたいに
話す人がいたり。
そう思う人がある程度いる限り、
オウムは名前こそ変わってもなくならないんだなぁ
と思いました。
「アンダーグラウンド」の中で印象に残っているのは
「麻原被告が死刑になることについてどう思うか」。
「一刻も早く死刑になってほしい」とい意見がある一方で、
「早く死刑になってはなぜこのような事件が
起きたのか分からないから説明してほしい」
「生きて償うべき」
...といった被害者の方々の意見もあったことです。
さにわはなんとなく、早く死刑にするべきっていう
意見が多いと思ってたので少し意外でした。
あと、サリンで倒れた方々が運び込まれた病院の
医師の話。
最初は何の薬品が原因で倒れたのかなんて
分からないわけで
そういう、裏で奔走していた人の話には
なるほどなぁと思いました。
「約束された場所で」はそれほどでもないですが
「アンダーグラウンド」はかなりのボリュームです。
受験生の方が今から読むのはなかなか...笑
さにわはずっと読みたいと思ってて、
受験が終わった春休みに読みました。
2007年08月20日
第6弾♪
三浦しをん
「風が強く吹いている」
いやぁ、これはほんとに、よかったです!
長距離の才能がある清瀬灰二と蔵原走が
陸上経験が全然ない8人と、
10人で箱根駅伝を目指す話なんですが。
とにかく、10人のキャラクターがめちゃめちゃ
魅力的でしょうがなかったです。
↓以下は内容に触れるので構わない方のみ反転でどうぞ。
結局彼らは予選会を通過して
本選の箱根駅伝に出られます。
まぁそれは予選会の時点での残りのページ数から
ふつうに分かっちゃうんですけどね 笑
本選での10人ひとりひとりのエピソードを
ちゃんと全部書いてて、だからすごく長いんですが
キャラが魅力的なのでそれをひとつひとつ読むのが
すごく楽しかったです。
文庫になったら絶対買います!
去年の9月に出た本なので
まだまだかかりそうですが...;
生協の本屋さんにおいてあったら
待ちきれなくてふらっと買っちゃいそう 笑
けっこうボリュームがある本だけど、
おすすめです(・v・)
2007年08月12日
つづけて
「流れ星が消えないうちに」につづけて
橋本紡さんの本を2冊読みました。
「ひかりをすくう」と「月光スイッチ」。
「流れ星...」が1ばんよかったかなぁ。
でも「ひかりをすくう」もけっこうすきです。
2007年08月07日
久々の第5弾☆
すごく久しぶりに本の紹介です。
いろいろ読んでたんですけど
なかなか紹介できそうなのがなかったので(・v・)
橋本紡
『流れ星が消えないうちに』
瀬尾まいこさんが好きな方なら
同じ感じで読めるんじゃないでしょうか?
加地君と、奈緒子と、巧君の物語。
なんということもない話だけど
読ませるのはキャラクターが
魅力的だからですかね。
読んでる最中はそうとも思わなかったけど、
後々考えてみたら巧君はすごく性格いいと思います 笑
加地君に対しての、最後の2人のふっきり方、
というか折り合いのつけ方がいいです。
2007年05月05日
第4弾
渡辺球 『象の棲む街』
“すべてを失った日本。 唯一の希望は一頭の『象』だった”
こんなコピーが帯についてます。
実際人々の希望が象だとかいうことは
あんまり触れられていないような気もするんですけど、
平行世界の日本の話です。
昨日の『きつねのはなし』より
もっとわかりやすい気持ち悪さ(虫、病気、殺人など...)が
あると思います。
最初読んだ後けっこう割り切れなかったりしました。
↓↓以下は内容に触れるので
構わない方はドラッグ反転でどうぞー
どこが割り切れないかっていうと、小説前半で英治とハルという
2人の登場人物に感情移入させておいて、
彼らは紙をまんじゅうに混ぜて売ったりするし
(買って食べた人が苦しむ)
最終的には象を見たいっていう理由で
人を殺してなんのためらいも後悔もなかったりするし。
そんな感じで、えっ2人ってそんな人間だったの!?
...っていう裏切られた感が残るんですかねー。
騙したり盗んだり殺したりするのも、
そうするのが当たり前で
そうしないと生きていけない東京で、
2人の良心みたいなのが全然かかれてないのも
それが日常茶飯事のことだから、
って意味なのかなーと考えてみたりしました。
英治とか六郎っていう若者のその後も書かれてないし、
ラストになっても救いのない話ですね。まとまらなくなっちゃったけど;
◇◇◇
こっそり追記です。今日ちまきと柏餅買っちゃいました©
200円が180円に値下げしてたんです!!なんで!?
...おいしかったです©©
2007年05月04日
第3弾
第3弾は
森見登美彦 『きつねのはなし』
京都の骨董品店でアルバイトをする
主人公をめぐる奇妙なはなし。
お互いに関連しあった短編集です。
うーん読み終わった後のざわざわするような、
気持ち悪いの一歩手前のような感じは
なんともいえません。
不気味とも一言では言えないし。
読んでいくうちにどんどん作品の世界に
引き込まれていくので、好きな人は好きだと思います。
森見登美彦さんの本は「太陽の塔」「四畳半神話大系」と
読みましたが、けっこう特徴的な文体ですよね。
好みが分かれそうな。
疲れてるとき(!?)なんかはちょっと鼻について
読みにくいですが(ふだんは笑えておもしろいんだけど)
「きつねのはなし」はそういうアクがわりと薄いような気がします。
初めてに人にも読みやすいかも。
...ちょっとこの本に関してはうまく説明できません 笑
気になる人は読んでみてください☆
森見登美彦 『きつねのはなし』
京都の骨董品店でアルバイトをする
主人公をめぐる奇妙なはなし。
お互いに関連しあった短編集です。
うーん読み終わった後のざわざわするような、
気持ち悪いの一歩手前のような感じは
なんともいえません。
不気味とも一言では言えないし。
読んでいくうちにどんどん作品の世界に
引き込まれていくので、好きな人は好きだと思います。
森見登美彦さんの本は「太陽の塔」「四畳半神話大系」と
読みましたが、けっこう特徴的な文体ですよね。
好みが分かれそうな。
疲れてるとき(!?)なんかはちょっと鼻について
読みにくいですが(ふだんは笑えておもしろいんだけど)
「きつねのはなし」はそういうアクがわりと薄いような気がします。
初めてに人にも読みやすいかも。
...ちょっとこの本に関してはうまく説明できません 笑
気になる人は読んでみてください☆
2007年04月10日
第2弾★
辻村深月
『ぼくのメジャースプーン』
メジャーと言ったら野球だと思ってました 笑 軽量スプーンのことでした。
言葉によって他人を縛る力を持つ小学4年生の「ぼく」が、うさぎの惨殺事件の第一発見者となったために心を閉ざしてしまった幼なじみ「ふみちゃん」を助けようと、犯人への罰を考える...というあらすじです。
「ぼく」が同じ能力を持つ大学の先生に、自分の能力についての説明を受けるという形で、能力の詳細が読者にも明らかになっていきます。
軽く読み始めた本でしたが、「復讐の是非」「正義とは何か」「人が人を裁くとはどういうことか」などなど重いテーマが満載でした。
「正しいこと」とはなんなのか——そんな正解のない問題についての「ぼく」と先生のやり取り、最終的に「ぼく」(と先生)が出す結論が気になって一気に読めます。
重いって書いたけど、小4の「ぼく」の視点から書いてあるし、小難しいことはないので(あくまでフィクション)全然構えて読む必要はありません。先生のコメントにぐっと考えさせられ、だんだん追い詰められている気持ちになったのは確かだけど 笑
さにわは心理、教育系に興味があるのでそういう観点からもおもしろかったです☆
読んでる最中や、読み終わった後に考えさせられるような、そんな小説でしたー。
『ぼくのメジャースプーン』
メジャーと言ったら野球だと思ってました 笑 軽量スプーンのことでした。
言葉によって他人を縛る力を持つ小学4年生の「ぼく」が、うさぎの惨殺事件の第一発見者となったために心を閉ざしてしまった幼なじみ「ふみちゃん」を助けようと、犯人への罰を考える...というあらすじです。
「ぼく」が同じ能力を持つ大学の先生に、自分の能力についての説明を受けるという形で、能力の詳細が読者にも明らかになっていきます。
軽く読み始めた本でしたが、「復讐の是非」「正義とは何か」「人が人を裁くとはどういうことか」などなど重いテーマが満載でした。
「正しいこと」とはなんなのか——そんな正解のない問題についての「ぼく」と先生のやり取り、最終的に「ぼく」(と先生)が出す結論が気になって一気に読めます。
重いって書いたけど、小4の「ぼく」の視点から書いてあるし、小難しいことはないので(あくまでフィクション)全然構えて読む必要はありません。先生のコメントにぐっと考えさせられ、だんだん追い詰められている気持ちになったのは確かだけど 笑
さにわは心理、教育系に興味があるのでそういう観点からもおもしろかったです☆
読んでる最中や、読み終わった後に考えさせられるような、そんな小説でしたー。
2007年03月28日
第1弾!
Q.さにわが本の紹介したって、
受験生はその本読んでみよう!なんて余裕あるのかなぁ。
A.まいっか。
1,2年生も見てるよきっと...w
...というわけで、記念すべき第1弾は
恩田陸 『ねじの回転』
文庫になってまた読みました。3回目 笑
2.26事件がテーマの小説なんですが、
じゃぁばりばりの歴史小説なのかっていうと
全然そうじゃない。
2.26事件について知らなくても十分楽しめます。
実際さにわが最初に読んだときはまだ授業でも習ってなかったし。
ただ、日本史で習ったあとに読むとよりおもしろい!!
だから高校生に勧めたいんです
(新3年生は習った人が多いのでは...?)。
もちろんフィクションだし、
教科書に出てくるようなメジャーな人物についての話...
とかではないので、読んだら受験に役立つJ
そんなことはたぶんありません。小ネタはあるけど。
でも、とにかくおすすめB
何回も読めば読むほど「あぁ...」とか
「ここはここと繋がるのか...!!」って
発見があります。特に習った後ならば。
せっかく文庫になったので、まだ余裕がありそうな
春休みに読んでみてはどうでしょうか??
受験生はその本読んでみよう!なんて余裕あるのかなぁ。
A.まいっか。
1,2年生も見てるよきっと...w
...というわけで、記念すべき第1弾は
恩田陸 『ねじの回転』
文庫になってまた読みました。3回目 笑
2.26事件がテーマの小説なんですが、
じゃぁばりばりの歴史小説なのかっていうと
全然そうじゃない。
2.26事件について知らなくても十分楽しめます。
実際さにわが最初に読んだときはまだ授業でも習ってなかったし。
ただ、日本史で習ったあとに読むとよりおもしろい!!
だから高校生に勧めたいんです
(新3年生は習った人が多いのでは...?)。
もちろんフィクションだし、
教科書に出てくるようなメジャーな人物についての話...
とかではないので、読んだら受験に役立つJ
そんなことはたぶんありません。小ネタはあるけど。
でも、とにかくおすすめB
何回も読めば読むほど「あぁ...」とか
「ここはここと繋がるのか...!!」って
発見があります。特に習った後ならば。
せっかく文庫になったので、まだ余裕がありそうな
春休みに読んでみてはどうでしょうか??


